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本当に好きな人とは結婚できない

  • Posted by: moe
  • 2011年6月22日 10:30
  • その他

こんなこと書いちゃうと良識を疑われると思うけど、貧乏な子っていじめやすいんだよね。
変にプライドが高い子が多いから、絶対にちくらないしさ。
というか、親に心配をかけたくない気持ちが人一倍強いんだろうけど。

おれが中2のときに同じクラスにいたのも、そんなタイプ。
小さいころから苦労してきてるからか、なんか大人びてる感じの女子。
ちょっとオバサン入ってるような、ほら、やたら人の世話を焼きたがる女。

おれ当時、家が荒れててさ、父親は大会社の重役なんだけど、忙しくてほとんど家に帰ってこない。
それをいいことに母親も浮気しまくり。

深夜、男の車で帰宅するんだから、おれが怒ったら、

「お父さんも女の人がいるのよ。」

だってよ。
完全な家庭崩壊。

ちょうど性に目覚めるころなのにさ。
両親そろって不倫かと思うと腹立ってね。
メシはいつも買い食い。

顔を合わせれば、いい高校に入りなさいだのとお説教。
いつもムシャクシャしてた。
だから学校でその女子をいじめたのだと思う。
その子、貧乏だけど家庭がしっかりしてるっていうの?
貧乏だからこそ、家族が団結してるってあるじゃん。
そういうのって雰囲気でわかる。
やたら性格がよくてね。
つらいけど前向きに明るくがんばろう!というオーラが出てる。
うざうざだったのねー、荒れてる厨房のおれには(w

きっかけなんて、覚えてもいない。
気づいたらいじめてた(w
きたない上履きをゴミ箱に捨てたり、お下がりか何かのセーラー服をバカにしたり、何でもやったよ。
そういうのが好きな、すさんだダチ数人と。
でもどんなにいじめても、彼女は

「あなたたちは悪い人じゃないのよね。」

という目をしてるだけ。
怒らない。
たまに辛そうな顔をするけどすぐ笑顔。
いじめの方向が変わったのはプールの授業が始まってから。
彼女、水着も誰かのお下がりなのか、キジが薄くなってる&サイズが小さいで、カナーリえろえろな体型が浮き出ていてね。
こいつ女だったんだと気づいた(w
それからはボインタッチ(死語)とかジャージおろしとか、性的ないじめも開始。
今だったら絶対に訴えられていたと思うようなことをやってたな(遠い目)

はじめておまんこ見たのも、彼女のだったし(藁
カイボウのついでに勢いで。
彼女、泣いてたけど、おれたち知ーらねって。
犯罪者だな、おれ。
でも、こんなことがいつまでも続くはずがない。
やっぱり天罰がくだるわけよ。

その日は朝から両親が大喧嘩。

「おまえら好きあって結婚したんだろ!それなのにどっちも愛人なんてつくりやがって。」

とおれが逆ギレしたら、オトナの話に口をだすなとオヤジにビンタされた。
残暑のきつい日。
朝食もとらず、まだ早いのに学校へ。
彼女もきていた。

1時間目は体育でプール。
他は知らんが、うちの学校では男女とも制服の下にあらかじめ水着をきて登校することが多かった。
とくに1時間目とかの場合は、準備を急がなくてはならないこともあってほぼ全員。
そこで彼女がトイレか何かにいなくなった隙をみて、いつものように荷物チェック。
水着袋からぱっと目についたパンツを盗んで自分の机に隠した。

なんであんなにいじめがおもしろかったのだろう。
体育から戻ってきた彼女のおどおどした顔を見ると心底痛快だった。
当時スカートはミニじゃなかったけど、それでも彼女、精一杯長くしてたよ。
ダチにそのことを話したら、はしゃいじゃってさ。
二人で休み時間に廊下にいる彼女のスカートをめくろうとしたら、本気で抵抗。
ノーパンなんだから当たり前だけど。
でもその彼女のいやがる顔を見たら、なんて言うのかな、いらいらした気分が静まるというか、癒される――は変か。
掃除の時間にころばせてやる、とか、ブラジャーも取っておけばよかったや、なんて思ったりしてさ。
5、6時間目は何だったのかな。
覚えてないや。
とにかく音楽か美術か、教室を移動する科目だった。

楽しい時間はここまで。
「帰りの会」で担任から後で職員室にくるよう呼び出された。
行くと、担任が怒っている。最近、不用物を学校に持ってくる生徒が多いので、5時間目に空き教室の机の中をチェックしたという。
そこで、おれが机の奥に押し込んでおいたパンツが見つかったというわけだ。

瞬間、顔に出てしまったのだと思う。
やばいっっと。
会議室に連れていかれて殴られたさ。
蹴られたさ。
ぼっこぼこ。

最後まで口をわらずに、廊下で拾ったとウソをつき通した。
翌日、学校に行くと、なぜか知れ渡っている。
机にマジックでデカデカと「下着泥棒」。

「え、ギャグだろ?」

と、ダチの顔を見ると、顔をふせられた。
こうしておれへのいじめが始まった。

我が身をつねって人の痛みを知る、というけど、これ名言だよ。
冗談にしたくて笑ってみせるんだけど、誰も相手にしてくれない。
ちょっとでも近づくと、女子は「変態だ逃げろー」とかそういう感じ。
おれがいじめてた彼女だけはそういうことがなく、かえって同情するような目をしているのがなんとも悔しかった。

男からも総すかん。
自分達だって興味あるくせに、おれ一人にえろいイメージをかぶせようとしてきた。
けど何がつらかったかって、教室でカイボウされたこと。
放課後で、女子も残っていたから死にたくなった。

2学期のあいだはどうにか持ちこたえたけれども、冬休みをはさむともう学校に行く気はなくなっていた。
登校拒否児のできあがりー(w
てなもんだ。

この時期、何もかもが嫌だった。
責任をなすりつけあう両親。
落ちこぼれたことへの不安。
強引に学校へ連れていこうとする父親。
それでも晩には派手な格好で外出する母親。
セックスへの興味。
オナニーへの罪悪感。
それでも一日部屋ですることといったら、テレビゲームとオナニーぐらい。
無性に因果応報ということを考えた。
彼女をいじめたことを後悔した。
かと思えば、けっ、所詮は弱肉強食さ、などと自嘲的になりながら、彼女のあそこを思い出してオナニーにふける。
こんなどうしようもない地獄の中で、はや2月。

夕方、チャイムがなる。
ドアを開けると、制服姿の彼女が。
ほうらよっと、おどけた感じで何か投げつけてきた。
並んで歩いた。
川原に座った。
包装を外した。
やっぱりチョコだった。
手作りだよ、感謝しなと照れたようなぶっきらぼうな声だった。
ありがとうなんて言えなかった。
ごめんねと謝った。
何度も。
彼女は、これで先生に言わなかった理由がわかったでしょ、と恥ずかしそうにチョコをつついた。
母性本能かな、とも。
もう意地をはらなくてもいいのだと思ったおれは、文脈も何もなく口をついて出るままに家族のことを話した。
静かに聞いてくれた彼女。
すべて吐き出すとすっきりした。

「でも○○くんの人生があるように、お父さんにもお母さんにも自分だけの人生があるのよね。」

やたらと彼女が大人に感じられた。
別れぎわ、彼女でオナニーしていたことが妙に後ろめたくて、カイボウ、ごめんなと声をかけた。
すると彼女は

「オアイコさま。」
「え?」

と聞き返すと

「私も○○くんがカイボウされるとこ見ちゃった。」

だってさ。
ふたりとも真っ赤な顔を見合わせて笑いあったよ。

人を好きになるという感情を知った。
彼女が好きだった。
学校がおわって家にくる彼女といろいろなことを話したよ。
お互いの家族のこと、将来の夢、読んだ本のこと、好きな音楽。
人を好きになったことで、両親を許せるようになった。
つまり父親だって男であり、母親だって女である。
人を好きになる。

4月。
両親は離婚して、おれは学校に行くようになった。
彼女とはその後、長くつきあったよ。
結婚するまで処女でいたいという彼女と、やりたい盛りのおれとはいつも争いが絶えなかったけど。
結局、おれが誘惑に負けちゃって、他の女に手を出したのを知られ振られた。
お互い若かった。
彼女は処女のまま、かなり年上の公務員と結婚。
おれの横にも別のかみさんがいたりする(w

本当に好きな人とは結婚できないというのは真実かもね。
しばらく冷却期間をへて、彼女とは友達になった。
今でもたまに電話で話したりする。
でも浮気はしない。
まだ小さいけど、子供を悲しませたくないからね。

恥ずかしい思い出を、だらだら書いたなー(w
けど、ほんとにあのつらい時期に彼女と出会えてよかったと思う。
おかげて何か大切な人間としての道を踏み外さないですんだような気がする。
って2ちゃんにきてる人間が言うことじゃーない(藁

が、このスレでは許されると信じているよ。

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