Home > 友達 > 愛美 2

愛美 2

  • Posted by: moe
  • 2010年12月10日 11:10
  • 友達

愛美 1続き

781 281 sage New! 04/08/07 11:07 ID:Hdz1xAfM
騒々しい物音で、目が覚めた。
母親が雨戸を開けていた。

「ほら、もう起きなさい。」

といった。
おれは、引越しの日だと気がついて、もう愛美ちゃんがいなくなってしまったのではと、あわてて振り返ったら、みたら彼女は俺のすぐ横でまだスヤスヤと寝息を立てて寝ていた。
母親は、俺が服のまま寝ていたのに気がついて、

「あれ、パジャマはどうしたの?」

といったが、俺が答えを考えているのをみて、それ以上詮索せずに、

「愛美ちゃん起こしてあげてね。」

といい残して部屋から出て行った。

俺は、愛美ちゃんの寝顔があまりにもかわいかったので、思わずキスをした。
そうしたら、彼女は、薄目を開けて、俺の口に吸い付いてきた。
俺達はまたしばらくそのままお互いの口を求め合った。

782 281 sage New! 04/08/07 11:10 ID:Hdz1xAfM
朝食を食べたあと、彼女の出かける仕度も終えて、子供部屋で最後のひと時を、名残惜しんでいたら、ついにお迎えがやってきた。

愛美ちゃんのお父さんの車が玄関の前に外に見えた。玄関で俺の両親と愛美ちゃんの両親の話し声が聞こえた。
俺達は、子供部屋で息をひそめて、互いの両手をとってしっかり握り締めていた。
そのうち、俺達を呼ぶ声が聞こえた。

俺達はお互いをぎゅうっと抱きしめた。
俺達に覚悟はできていた。
愛美ちゃんはひと言

「絶対泣かないよ。」

といった。
でも、

「ニコニコ笑ってバイバイしようね。」

という彼女の顔は、今にも泣き出しそうだった。

皆で玄関の外にで、彼女のバッグを車に入れたら、愛美ちゃんは、もう向こう側の人だった。
両親にはさまれて愛美ちゃんは寂しそうに立っていた。
何もわからない愛美ちゃんの妹はお母さんの足にまとわりついて嬉しそうだ。

783 281 sage New! 04/08/07 11:20 ID:Hdz1xAfM
親達が大人同士の挨拶をしている間、彼女は今にも泣き出しそうな顔をして、俺の方を見ていた。
そして、いよいよ、挨拶が終わると、俺の父親は、よせばいいのに、わざわざ俺達に向かってこう言った。

「おまえたちも、お互いにいい友達にめぐり合えて本当によかったな。」

そして、

「本当に、楽しかったなあ。」

とまるで自分の事の様に付け加えた。
その言葉を聞いて、それまで必死にこらえていたのに、顔の筋肉が自分の意思に反して引きつっていった。
もう遅かった。
目頭から熱いものがジワーと湧き出し目の前の情景が急に歪んだ。
俺の顔をじーっと見つめていた愛美ちゃんの顔も、急にくしゃくしゃに歪んだと思ったら、俺達は、ほぼ同時にわぁっと大声を上げて泣き出した。
いったんたが緩んでしまうと、止め処もなく後から後から涙が溢れ出した。

愛美 1続き

786 281 sage New! 04/08/07 11:31 ID:Hdz1xAfM
愛美ちゃんは思わず、俺の方に走りよって、俺に抱きついた。
俺はしっかり彼女を抱きしめた。

「リョウ君、好きだよ、大好きだよ、わあああーん。」

といいながら愛美ちゃんは体をガタガタと小刻みに震わせて泣きじゃくった。
俺もなにかいいたかったけど、言葉にならならず、

「うん、うん。」

と頷くのが精一杯だった。
母親たちもそれをみてもらい泣きをして目頭を交互にぬぐっていた。
ひとしきり泣いて少し落ち着くと、おれはまだ、ヒクヒクしている愛美ちゃんに、一言

「絶対泣かないって言ったじゃん。笑ってバイバイなんだろ。」

といった。
彼女は、

「だって、リョウ君が泣いたんだもん、つられちゃったじゃん、バカ。」

といって笑い泣きした。

彼女は家族と一緒に車に乗り込んだ。
俺達はもう泣かなかった。
俺は角まで車を追いかけていった。
そして、そのあと、ずっと向こうの角を曲がって見えなくなるまでそこに佇んでいた。
そうして、

「ああ、行ってしまった。」

と思うと、どういうわけか少し、すがすがしい気分になった。

189 281 sage New! 04/08/18 09:13 ID:Tzbq7yEq
愛美ちゃんから最初の手紙が来たのはそれから数日後だった。

「好きだよ。」
「あいたいよ。」
「寂しいよ。」

という言葉の合間に、今度移り住んだ場所のことがちょこちょこと書いてあった。
その日の夜、俺は愛美ちゃんに電話を掛けた。
電話の向こうの彼女の声は、頼りなく、まるで宇宙の果てと交信しているようだった。
子供である自分達の間にどうもできない障壁として立ちはだかって2百キロという距離を実感させられた。

俺たちはたわいも無い会話を何時間も続けた。
終いに俺達は喋ることがなくなっても、電話を切りたくなかった。
ただただ微かに伝わってくる相手の息遣いを受話器を握ったままずうっと聞いていたかった。
通話料も馬鹿にならかっただろうに、俺達の恵まれない小さな恋を哀れんでか、親たちは何も言わなかった。

190 281 sage New! 04/08/18 09:13 ID:Tzbq7yEq
愛美ちゃんの手紙は殆ど毎日のように来た。
一度に2通来るときもあった。
俺も一生懸命返事を書いたがとても書ききれるものではなかった。
その分電話で補った。
俺たちは夏休みが待ち遠しかった。
5月の連休も終わった頃だろうか、彼女から来る手紙の中に悪天候の兆候が現れていた。
でもまだ子供の俺にはその重要性に気がつかなかった。

「和也君」

という名前がポツリ、ポツリと顔を出すようになった。
近所に住んでる子で、すごく親切な子だということだ。
でもその頃の俺は、あまり気にもとめていなかった。
俺には、愛美ちゃんしか見えていなかった。
俺の回りは、愛美ちゃんがいなくなった事をのぞいては前と何の変わりも無かった。
俺も一生懸命、日記のようにして手紙を書いた。

191 281 sage New! 04/08/18 09:14 ID:Tzbq7yEq
待望の夏休みがやってきた。
学校が終わって二日後、愛美ちゃんがやってきた。
その日、母親が働いていたのか、俺は、一人で電車を乗り継いで新幹線の駅まで行った。
愛美ちゃんはお母さんと来る事になってた。
予定の時刻にプラットフォームで待っていたけど、ぞろぞろと降りてくる人のなかに愛美ちゃんはいなかった。
俺は半分泣きたい気持ちをおさえて、フォームを行ったり来たりした。
そのうち、人影もまばらになって、別の列車が入ってきた。
それにも愛美ちゃんたちは乗っていなかった。
おれは、がっかりしながら、階段をとぼとぼ下りて、改札を抜けると、

「リョウくーん。」

という、あの可愛い愛美ちゃんの声が後ろから聞こえた。
俺が振りむくと、嬉しそうな顔をした愛美ちゃんが、俺の方に向かって走っていた。

192 281 sage New! 04/08/18 09:16 ID:Tzbq7yEq
俺はそのとたんに嬉しくて、涙が出てきた。愛美ちゃんはぎゅうっと俺に抱きついて

「会いたかったよう。」

といって、泣いた。
愛美ちゃんのお母さんがすぐ追いついてきて、

「まあまあ、二人ともこんなところで泣いてないで、早くリョウ君のお家に行こう。」

といった。
俺は、最高に幸せだった。
そして、それから一ヶ月、夢のような毎日を過ごした。
お互いに内容は違うけど、一緒に宿題をやった。
二人で、理科研究もやった。

ところで、その頃、11歳になった愛美ちゃんの体は明らかに変化し始めていた。
俺がそれに気がついたのは、来たその日に一緒にお風呂に入ったときだった。
最初、以前から肉付きが良かった彼女の、お尻のあたりが太ったように見えた。
でもすぐ、それよりも、もっと顕著な変化に気がついた。
彼女の胸には、それまで無かった膨らみが二つできていた。
それは紛れもなく膨らみ始めたおっぱいだった。
これには、6年生だった俺も興奮した。
おれは、

「ああ、おっぱい。」

と思わず言った。
二人で湯船に入ってるときに俺が気になってまじまじと見ていると、彼女は

「触ってもいいよ。」

といった。

193 281 sage New! 04/08/18 09:16 ID:Tzbq7yEq
それまで、愛美ちゃんの胸を触ったことは一度も無かった。
おれはそおっと腫れ物にでも触るように触ってみた。
おもったよりも堅かった。
愛美ちゃんは、

「うーん。」

と気持ちよさそうな声を上げながら笑った。

「気持ちいいの?」

というと、

「うん。」

というので、もっと触ってあげた。
彼女が、気持ちよさそうにうっとりした顔をすると、俺はすごく興奮した。
あと、彼女の股間のふくらみの周りにも、産毛よりも濃い毛が生えつつあった。
俺の方はというと、まだ以前と変わらぬ、つるつるだった。
でもそんなことはぜんぜん気にしなかった。
俺たちは以前と同じようにオチンチンをオマンコにはめて遊んだ。
でも、その時から、はめながら、愛美ちゃんの胸を触ったりするようになった。

194 281 sage New! 04/08/18 09:18 ID:Tzbq7yEq
夏休みも終わる頃、今度は、俺と母親が、愛美ちゃんを東京の家まで送り届ける事になった。
俺たちは新幹線にのって東京にいった。
新幹線の中を二人で探険した。
乗車口のところで二人で外を見ながら、軽くキスをしたりして、いつものようにいちゃついていたら、可愛いと思ったのだろうか、カメラマン風のおじさんが、写真を取らせてくれと頼んできたりした。

その頃、俺たちの親が、どこまで俺たちの関係を知っていたか定かじゃないが、キスしたりしてるのは知っていたかも知れない。
なにしろ、本当に、いつもベタベタ引っ付いていたのだから。

彼女の家は、自分が3年生まで住んでいた社宅だった。
ただ家自体は、建て替えられていた。
でも自分に取っては、懐かしい故郷に戻ったような気持ちだった。

195 281 sage New! 04/08/18 09:21 ID:Tzbq7yEq
母親は、叔母の家に一泊、俺は、愛美ちゃんの家に一泊した。
彼女が、同級生の写真などを見せてくれた。
俺の知っている子も沢山いた。

今回は、どういう訳か、前回の別れの時ほど感傷的にならなかった。
どういうのか、また冬休みになれば会えるという確信があったからかもしれない。
俺たちは、次の日、俺たちは、近くの駅で「笑って」バイバイをした。
ホームの上で、冬休みに絶対あおうねといって指きりげんまんをした。
その約束は結局、果たされることは無かったのだが。

俺たちはまた手紙と電話にたよる毎日が始まった。ところが、そのうち、彼女の手紙の回数が減ってきた。
手紙が3日4日来ないことがあった。
そして、もう冬も近づいたある日、俺は一通の手紙を受け取った。

196 281 sage New! 04/08/18 09:23 ID:Tzbq7yEq
それは愛美ちゃんからじゃなかった。
封筒の差出人の欄にOO和也と書いてあった。
何が書いてあったか詳しくは覚えていないが、とにかく、もう愛美ちゃんと付き合うなという内容だった。

「愛美をこれ以上きずつけるな。」

というようなことが書いてあった。

これもまた晴天の霹靂だった。
俺が愛美ちゃんをいつ傷つけた?
なんでそんな事を、このわけのわからん赤の他人に言われなきゃいけないんだと思った。
俺は、早速愛美ちゃんに電話をした。
彼女にその手紙の事を話した。
そして、

「ねえ、いったいこの和也って子は何?」

と聞くと、

「お友達。私がさびしいからいろいろ私の話を聞いてくれる。」

といった。
俺が、

「ぼく、愛美ちゃんを傷つけたの?」

ときくと、

「ううん、私はリョウ君好きだもん。」

といった。

197 281 sage New! 04/08/18 09:25 ID:Tzbq7yEq
「じゃあなんで、その人はこんなこといってんの。」

ときくと、

「知らない。」

というだけだった。
俺は、和也という人と付き合わないでくれという事を言ったけど、彼女は、

「なんで?和也君は、すごくいい友達だもん。」

というだけだった。
そして、いろいろ問い詰めているうちに、彼女は黙ってしまった。
俺たちは、多分一時間以上も無言で電話口に立ったままだった。

次の日曜日に俺は愛美ちゃんに会いに行くことにした。
親に、愛美ちゃんとどうしても話したいことがあるからと頼み込んで許しをもらった。
俺はその頃よく一人で電車に乗っていたので問題なかった。
俺は愛美ちゃんには何も連絡しなかった。
彼女の家に着くと、お母さんが玄関口にでて、おれを見てびっくりして

「あらぁ、リョウ君どうしたの?」

といった。
愛美ちゃんは遊びに行っていなかった。

198 281 sage New! 04/08/18 09:27 ID:Tzbq7yEq
お母さんは

「寒いし、上がってまったら。」

と言ったが俺は、玄関の外でまった。
俺は何時間も待った。
愛美ちゃんのお母さんが途中で心配して何回か出てきて中に入るように奨めたが、俺は外で待ち続けた。

日も沈みかけて、薄暗くなり始めた頃、愛美ちゃんが戻ってきた。
彼女は一人じゃなかった。
結構背の高い中学生らしき男の子の腕に自分の腕を絡めて嬉しそうになんか話しながら歩いてきた。
俺の姿を見るなり、彼女の顔色が変わるのがわかった。
彼女はあわてて、彼から離れた。
彼女は

「リョウ君、どうしたの?」

と一言いった。
その中学生は俺を見て、

「ああ、お前がリョウか。」

と吐き捨てるようにいった。
愛美ちゃんは、

「和也君。」

と一言いった。

199 281 sage New! 04/08/18 09:30 ID:Tzbq7yEq
愛美ちゃんは、夏に会ったときよりも、一段と大きくなって、体もさらに丸みを帯びていた。
俺は相変わらずチビだったから、彼女の方が10センチくらい背が高かったかもしれない。
その和也という男の子は、一見不良っぽいが、なんとなく格好よかった。
彼は愛美ちゃんよりも優に頭一つ以上背が高かった。

俺は、その二人の前に立って、自分がちっぽけで惨めな存在に思えた。
そして、彼は、それに追い討ちをかけるように、

「お前、愛美をこれ以上傷つけるなっていっただろう。」

といった。
上から降りてくる既に声変わりした低い声は威圧感があった。
愛美ちゃんに何か言いたかったが、何も言えずその場で立ちすくんでいた。
愛美ちゃんが

「リョウ君・・・」

と何か言いかけたら、そいつは、遮るように

「お前は何も言わなくていい。」

といって、それから、毎日悩んでる愛美ちゃんを自分がいかにして慰めているかという話をした。

200 281 sage New! 04/08/18 09:32 ID:Tzbq7yEq
俺は怒りと悔しさでカーッと頭に血が上るのがわかったが、あまりにも相手に圧倒されて、何も言うことができず、ただ唇をかんでいた。
最後にやっとのことで、震える唇から搾り出した言葉は

「愛美ちゃんは僕が好きなんだ・・」

だった。
彼は、

「アホかお前は。」

といって一笑に付した。
俺は悔しくて涙がボロボロこぼれてきた。
とても自分にかなう相手ではなかった。
愛美ちゃんはそれを見てか

「リョウ君。」

といって泣き出した。
彼は、

「見ろ、お前のせいだ、もうこいつを苦しめるな。」

といって彼女の肩を抱き寄せた。
俺は心臓を引き裂かれるような気がした。

俺はもうその場にいたたまれなくなって、そのまま彼らに背を向けると、何も言わずに走りだした。
その場から一刻も早く逃げたかった。

201 281 sage New! 04/08/18 09:34 ID:Tzbq7yEq
母親が新幹線の駅まで向かいに来てくれた。
彼女は俺の様子がおかしいのに気がついたのか、

「愛美ちゃんとなんかあったの?」

と聞いてきた。
俺は、我慢してたものが一気に噴出した。

「お母さーん、僕さあ、僕さあ・・」

といって母親の胸で泣き崩れた。
彼女はそのまま何も言わずに俺を抱いて頭を撫でてくれた。

数日後に愛美ちゃんから手紙が来た。
彼女の宛名書きを見ていると、あの憎たらしい中学生と腕を組んでいる愛美ちゃんの姿が目に浮かんだ。
俺は開封せずにゴミ箱に捨てた。
さらに数日後にまたもう一通来た。
それも開けずに捨てた。
冬休みになってもお互いに連絡を取らなかった。
実は、愛美ちゃんは一回電話もしてきたが、俺が出るのを拒否した。
俺は、あの中学生に対する嫉妬で気が狂いそうだった。
毎日、胸が苦しくて、一日中ため息をついていた。

202 281 sage New! 04/08/18 09:38 ID:Tzbq7yEq
元旦に彼女から年賀状が届いた。
ぱっと見たところ何の変哲も無い型どおりの年賀状だった。
ただ、最後にひとこと

「リョウ君、ゴメンね。」

と書いてあった。
俺は、あの中学生の顔がまた眼に浮かんだ。

「ごめんね。」

と言われても許せなかった。
それが彼女から来た最後のメッセージだった。

俺は完全に打ちひしがれ、食べ物もしばらく喉を通らず、体重も減った。
両親は心配していたはずだが、何も言わなかった。
それ以降、家では愛美ちゃんの話題はいっさい出なくなった。

後日母親に聞いた話だと、あのあと、母親が愛美ちゃんのお母さんと話をしたらしい。
向こうの親も何があったのかしらなかった。
ただ愛美ちゃんもその後しばらくふさぎこんでいたらしい。

203 281 sage New! 04/08/18 09:39 ID:Tzbq7yEq
あと、俺が捨てた手紙は、母親が密かに取って隠してあった。
大人になってからからそれを読むと、当時の彼女の気持ちが手に取るように伝わってくる。
結局、彼女は俺と離れ離れになった寂しさから、たまたま近所に住んでいてしりあった、中学生の彼と良く話すようになった。
彼女は、彼がいろんな悩みを聞いてくれるから、お兄さんのような感じで付き合っていたのだが、彼は独占良くが強く、愛美ちゃんに彼氏がいるのがいやでしょうがなく、とにかく俺たちの中を妨害するようになった。
あの日は彼女も彼に威圧されて、言いたいことがいえなかったというのだ。
その後の手紙にも、彼女の悲痛な心の叫びが聞こえてきそうな内容だった。

でも、そのときの俺は、もうあまりの嫉妬心から思考回路がオーバーロードを起こしてたから、その手紙をその時点で読んだとしても、おそらく、頭の中に入ってこなかっただろう。

281 281 sage New! 04/08/19 22:52 ID:FhYVxb77
俺は、勇気をだして、

「愛美ちゃん。」

といった。
彼女はびっくりしたようにこっちを見た。
俺たちは廊下の真ん中で向かい合っていた。
心臓がドキドキなっていた。
空白の時間がすぎていく。
2年生が俺たちの方を興味ありげにジロジロみながら通り過ぎていく。
あの小学校から来た生徒は全体の4分の1しかいなかったので俺たちの事を知っている子は少なかった。

俺はそこから、なんて切り出して言いかわからなかった。
昨日からさんざん頭のなかでリハーサルしてきたのに頭のなかは真っ白で台詞が浮かんでこなかった。
始業ベルが鳴った。
俺はとっさに、

「放課後、会える?」

ときいた。
彼女は、困ったような顔をしてだまっていた。

「何組?」

と聞くと、彼女は

「2組。」

と答えた。
俺は

「じゃあ、あとで行くから待ってて。」

と一方的にいって分かれた。

282 281 sage New! 04/08/19 22:53 ID:FhYVxb77
その日は、一日中彼女のことばかり考えて、授業は上の空だったことは言うまでも無い。
俺は、あまた頭の中で何を言うのかずっと考え続けていた。
愛美ちゃんが待っててくれるかどうかもわからなかった。

放課後、彼女のクラスにいくと、教室の端の方の机に、愛美ちゃんがぽつんと一人で座っていた。
他にはだれもいなかった。
俺は、扉を後ろ手で閉めると、彼女の方に近寄っていった。
彼女は不安そうな顔をして、俺の方をみていた。
彼女のところまでくると、俺は彼女の前の席に座った。
おれは、心臓がバクバクドキドキして痛いほどだった。

俺は、まずリハーサル通り

「こんにちは。」

といった。
実際に言ってみると、なんか間の抜けた感じだが、彼女もそれにこたえて

「こんにちは。」

といった。
彼女の視線は、机の上にあった。

329 281 sage New! 04/08/20 08:01 ID:1a+lmatk
「久しぶり。」

と俺が言うと、

「うん。」

と愛美ちゃん。
それから、俺は一生懸命一日中考えていた台詞をいおうとした。

「愛美ちゃん、僕さ・・・」

といいだすと、彼女は、

「リョウ君、もう何にもいわないで。もう終わったことだし。私が悪いのわかってるし、なに言っても許してくれないってわかってるから。」
「・・・・」

おれは、なんか出鼻をくじかれて、次にどう言葉を繋げていいか困っていると、愛美ちゃんは、俺の方を見て、

「リョウ君、元気だった?」

と、助け舟を出してくれた。

「うーん、まあね・・・・愛美ちゃんは?」
「私は、うーん、わかんない・・」

とまた視線を落とした。

331 281 sage New! 04/08/20 08:50 ID:1a+lmatk
「あのさ、なんていったっけ、あの男の子。」
「和也君?」
「うん、まだ、仲良くしてるの?」

俺は、表向きは平静を装っていたが、実は、心の中は嫉妬心で胃がよじれるような気分だった。
彼女は間髪いれず、

「ううん、あの後すぐ別かれた。」

といった。
この意外な返答に、俺は、一気に落ち着きを取り戻した。

「ええ?」
「なんか、あの子、すごく嫌になったの。」
「なんで?仲よさそうだったじゃん。」
「うーん、そうなんだけど・・」
「・・・」

332 281 sage New! 04/08/20 08:51 ID:1a+lmatk
「なんか、リョウ君にすごい意地悪だったでしょ?」
「うん。」

おれは頷きながら、あの、ちょっと格好をつけた憎たらしい顔を思い出していた。
また、内臓をギュウと捻られるような気分になった。

「リョウ君がすごく可愛そうだった。」
「・・・・」

おれはなんて応えていいかわからずに黙っていた。

「私がまんできなくて、後でいろいろ言ったら喧嘩になっちゃって・・」
「そうだっんだ。」
「信じてくれないかも知れないけど、あの時も、私、リョウ君すごい好きだったから。」
「でも、あいつも好きだったんだろ?」
「うん、でもちょっと違ったの。」
「・・・」

333 281 sage New! 04/08/20 08:53 ID:1a+lmatk
「なんかリョウ君の悪口ばっかりいうから、私、リョウ君の方が好きだってはっきり言ったの。」
「・・・」
「そうしたら、怒っちゃって、それから私にもいろいろ嫌がらせしてきた。」
「そうか。」
「なんかそれで、一気に嫌いになっちゃった。」

俺は、この予想外な話の展開に少しびっくりしたのと同時に、嬉しくて仕方がなかった。
急に全身にエネルギーがみなぎってくるのがわかった。
スーパーヒーローが、やってきて、いじめっ子を、こてんぱんにやっつけてくれたような、なんともいえない爽快感を味わっていた。

「わたし、東京に行ってからさ、寂しかったから、お友達もいなかったし。」
「・・・」

334 281 sage New! 04/08/20 08:54 ID:1a+lmatk
「あの子が親切にしてくれたの。なんかお兄さんみたいな感じで。」
「・・・」

俺は無言で頷きながら彼女の話を聞いていた。

「でも最後、なんかあんなると思わなかった。」
「そうか、知らなかった。」

と俺がいうと、

「手紙にも書いたと思うけど・・」

といって俺の顔をみた。
俺は、読まずに捨ててしまった手紙の事を思い出した。

「ああ、あの手紙・・・・あれ、読まないで捨てちゃった。」

愛美ちゃんは驚いたような顔をして

「ウソー、ひどい。」

というと、愛美ちゃんは俺の顔をにらんだ。
俺は、一瞬、いい訳を考えようとしたけど、正直に本当の事を言った。

「ごめん。だって、耐えられなかったんだよ。」
「・・・」

335 281 sage New! 04/08/20 08:55 ID:1a+lmatk
「僕さ、愛美ちゃんの書いた宛名を見るだけでさ、あいつの顔を思い出しちゃってさ。」
「・・・」
「なんか、心臓が引き裂かれるような気持ちになってさ、毎日、苦しくてため息ばっかりついてた。」
「ごめんね、本当にごめんね、私なんていっていいか・・・」

彼女は下を向いた。

「いいよ。もう終わったことだしさ、忘れようよ。」
「うん・・・でも、わたし・・・・嬉しい、またリョウ君と話ができるなんて。」

このときの愛美ちゃんは本当に嬉しそうな顔をした。
俺は可愛いなと思った。

「わたし、またこっちに来るってわかったとき、リョウ君に会ったらどうしようってそればっかり考えてた。」
「・・・・」

336 281 sage New! 04/08/20 08:56 ID:1a+lmatk
「あっても、無視されるだろうなって・・・」

おれは、すこし心に余裕が出てきて

「でも昨日、そっちが無視したじゃん。」

と意地悪くいった。

「うん、私なんか恐かったの。」
「何が?」
「まだ怒ってんだろうなと思って。」
「おれ、そんな顔してた?」
「わかんないけど、なんて言っていいかもわからなかったし。」

そして、

「ふー。」

と大きく息をすると、愛美ちゃんはうれしそうにニッコリ笑って

「でもよかった。リョウ君まえと変わってなくて。」

といった。

338 281 sage New! 04/08/20 08:57 ID:1a+lmatk
「僕はもっと早く大きくなりたいたけどね、僕だけいつまでも子供みたいでさ。」
「でも、ちょっとおっきくなったんじゃない。」

といって、愛美ちゃんは俺の足の先から頭のてっぺんまでながめた。

「うん、そうかも、でも愛美ちゃんは随分変わったね、最初だれだかわかんなかった。」
「私も大きくなった?」
「ていうか、ちょっと太くなったんじゃない?」
「いやだあ、もう、気にしてんだから。」
「それに、すごいじゃん。」

といって、俺は自分の胸の前に両手を持ってくると、大きなおっぱいの形に動かした。
子供の頃から肉付きの良かった彼女は、女性的な肉のつき方をして、さらにムッチリ度が増していたけが、特に2年間のうちに胸は良く発達して、セーラー服が窮屈に見えるくらいになっていた。

339 281 sage New! 04/08/20 08:59 ID:1a+lmatk
「えっちー。」

といってい愛美ちゃんは俺のおでこをポンと叩いた。
俺は、嬉しくて仕方が無かった。
愛美ちゃんとこんな風に喋れる日が来るなんて、つい二日前まで思っても見なかったのだから。

思えば俺は、その前の二年間、愛美ちゃんの事を自分の心の中から消そうといつも努力しつづけていた。
ほんの30分ほどの間に、俺たちは、以前ののりを取り戻しつつあった。
驚異的だった。
俺は、ぽんぽんと軽い会話を交わしながら、大人の女性になりつつある愛美ちゃんに新たに魅了されていた。

二人の会話がふと途切れたとき、俺は愛美ちゃんの目を見ていった。

「愛美ちゃん・・・」

愛美ちゃんは恥ずかしそうに

「なあにぃ?恥ずかしいじゃん、そんな見たら。なにぃ?」

俺は、本当は

「好きだよ。」

といいたかったけど、なんか気恥ずかしていえなかった。

340 281 sage New! 04/08/20 09:00 ID:1a+lmatk
「うん、なんでもない。」

といってごまかすと、

「なによう、いいかけて。」

と追及してきた。
おれは、かわりに、

「僕さ、よく愛美ちゃんの夢を見てた。」

といった。

「えー、ほんとう?私も。」
「エーどんな夢?」
「リョウ君が先に言って。」
「うん、大した事ないんだけどさ・・・」

といってから、俺は自分の夢の話をした。

「へー。」
「それだけ。面白くないでしょ。はい、今度、愛美ちゃんの番。」
「私のはねえ・・・ちょっと言うの恥ずかしい。やっぱやめる。」

といって恥ずかしそうな顔をした。

341 281 sage New! 04/08/20 09:03 ID:1a+lmatk
「ずーるい、僕は教えてあげたじゃん。」
「うーん、じゃ言う。私のはね、リョウ君とね、・・・海で『変なこと』してるの。」

と恥ずかしそうにいった。
俺は、そのとき「変なこと」というすっかり忘れていた言葉を久しぶりに聞いて、心が騒いだ。
なんか股間がムズムズとしてきた。
俺は

「『変なこと』って、どっちがエッチなんだよー。」

とわざと意地悪そうにニヤニヤして見せた。
彼女はニコっとしたあと俺の目をじっと見て、

「リョウくーん・・・・」

というと急に思いつめたような顔をした。
そして

「わたし、今日ね・・・」

といって、視線を落とした。

342 281 sage New! 04/08/20 09:05 ID:1a+lmatk
「今日どうしたの?」

と俺がきくと、

「わたしね・・・わたしね・・・」

といって声を詰まらせた。
彼女は、机の一点を見つめているようだった。
俺はすこし待った。
彼女の体が小刻みに震えるように見えた。
俺は、彼女の顔を覗き込むようにしてみた。
俺の視線に気がついて、俺の方を見た彼女の目に涙がが浮かんでいた。

344 281 sage New! 04/08/20 09:07 ID:1a+lmatk
俺が

「え?泣いてるの?」

と思った瞬間、彼女の口元がギュウと歪んで、わーっと泣き出した。
俺は、立ち上がると、彼女のそばに行って、彼女を抱きしめてあげた。
彼女は泣きながら、

「ごめんねー・・・・・リョウ君・・・・本当にごめんね・・・・・リョウ君。」

とそれだけを何回も何回も繰り返した。

「いいよ・・・わかったから・・・もういいよ。」

という俺の目からも、涙がこぼれた。
彼女の涙で俺の学生服の前が濡れた。
彼女はしばらく俺の胸でしゃくりあげるように泣きつづけた。

345 281 sage New! 04/08/20 09:09 ID:1a+lmatk
そのときに不意に、ガラガラという音とともに、入り口の戸が開いて、男子が数人入ってきた。
俺たちに気がつくなり、

「おっとー。」
「ヤバイヤバイ。」
「なんか、なちゃってよ。」

と口々にいった。

俺たちは、あわてて離れた。
彼女はあわててセーラー服の袖手で涙をぬぐって鼻をすすりながら笑った。
俺は、愛美ちゃんの手をとると、驚きのまなざしで俺たちを見ている、2年生を尻目に、教室を出た。
俺たちは、外に出ると、校舎と校舎の間を通って、学校の外にでた。
生徒が、門の周りに何人かたまっていた。
俺たちは、無視して、あてもなく、ただ、人のいないほうへ向かって歩いていった。

347 281 sage New! 04/08/20 09:16 ID:1a+lmatk
歩きながら愛美ちゃんは俺に聞いた。

「リョウ君って、付き合ってる子とかいるの?」

俺の頭にある女のこの顔が一瞬浮かんだが、すぐかき消した。
2年生の時にちょっとした事があった。
でもその時点では付き合っているという状態ではなかった。
俺は

「ううん、いないよ。愛美ちゃんは?」

と聞き返した。
愛美ちゃんは何の躊躇もなく、

「私もいないよ。だってこっちに来たばっかりじゃん。」

といった。
そのあと俺たちはしばらく何も言わないで歩いていた。
でもお互いに何を言いたいのかわかっていた。
俺たちは、畑の間の細い道を歩いていた。
周りには誰もいなかった。

348 281 sage New! 04/08/20 09:17 ID:1a+lmatk
しばらくして、愛美ちゃんがぽつりといった。

「わたし、また前みたいにリョウ君と仲良くしたいな。」

俺は

「うん、僕も。」

といった。
俺たちは立ち止まってどちらからともなく抱き合った。
そしてお互いの唇を求め合った。
2年半ぶりのキスだった。
俺たちはお互いの舌を絡めあった。
これでもか、これでもかというように、絡めあった。
俺は、行き先を失ってさまよっていた俺の魂がやっと帰るところを見つけたような、安堵感を味わっていた。
俺は愛美ちゃんのつぶった目からツーっと一筋の涙がこぼれ落ちるのを見た。
このときほど、愛美ちゃんが愛おしいと思ったことはなかった。
俺はこのとき世界中で自分が一番幸せ者だと思った。

394 281 sage New! 04/08/20 23:48 ID:l0egyByv
あまり誇れた話じゃないんだけど、俺は中学2年生の頃から帰宅部だった。
そもそもは友達に誘われて一緒に剣道部に入ったんだけど、あまり面白くなくて、次第に練習をサボるようになって、2年生になる頃から殆ど行かなくなってしまった。
そして、放課後、悪ガキとつるんで悪い事をするようになった。
親たちは俺が部活に行ってないのは知ってたが、悪がきとつるんでいるのは知らなかった。
だから何も言わなかった。
でも今考えてみると、もし愛美ちゃんが帰ってこないで、あのまま、あの連中と付き合っていたら、どんどん悪い方に転がって、高校も行かず、今頃、何処かの牢屋にでも入っていたかもしれない。
事実ヤクザになったやつもいる。

でも結果的には、帰宅部だったというのは、俺と愛美ちゃんに取ってはたいへん好都合だった。
俺たちは部活が無かったから学校が終わると自由だった。
彼女は実際は、放送部に入っていたのだけど、別に練習なんていうものが毎日あるわけじゃないので、帰宅部と同じようなものだった。

395 281 sage New! 04/08/20 23:50 ID:l0egyByv
彼女は、最初の2、3ヶ月くらい、また例の社宅に住んでいた。
そしてそのあと、彼女の家族は、新築の家に移り住んだ。
俺は毎日彼女の家経由で通学した。
そして、前みたいに土曜日の夜どちらかの家に泊まるのを許してくれた。
俺たちは中学生になっていたけど、お互いの両親にとってみたら、俺たちは前と変わらない子供に見えたのだろう、以前と同じような扱いだった。

例えば、俺たちは相変わらず、一緒にお風呂に入ってたし、同じ部屋で寝る事も許されていた。
殆ど兄妹と同じような扱いだった。
でも今兄妹という字を書いて思ったのだけど、学年は確かに一年離れているけど、考えてみると彼女は4月生まれだし俺は3月生まれだから、殆ど、同い年だったし、彼女の方が、体の発達も精神の発達も早かったから、俺は愛美ちゃんのお兄さん役では無かった。
同い年って感じか、強いて言えば、弟役に近かったのでないかと思っている。

396 281 sage New! 04/08/20 23:54 ID:l0egyByv
なんにつけても、彼女にリードされていた。
それに、周りから見ても、多分俺のほうが弟のように見えただろう。
彼女は体型的には成人女性のにかなり近づいていた。
服次第で、女子高生と言っても誰も疑わなかっただろう。
それに対して俺は、まだ成長期前で、子供みたいな感じだった。
でもその頃ようやく俺も少しずつ身長が伸び、かろうじて、155センチ前後の彼女と同じくらいにはなっていたと思う。

俺たちにとって何よりだったのは、両方の親が俺たちの仲を支持してくれていたということだろう。
それは、両親同士付き合いがあったのと、子供の頃からの長い実績があったので当然なのだが、巷に溢れるような、女の子の両親から

「娘に手を出すな。」

なんていわれ、親の目を盗んでこそこそ付き合ったりするようなカップルと比べたら、なんと恵まれていたことだろう。
ただ、俺たちの本当の関係、肉体関係があったことは、親たちには絶対言えない秘密だった。

399 281 sage New! 04/08/20 23:58 ID:l0egyByv
親たちがどこまで知っていたかは聞いたことがないので、わからないが、キスをしているところぐらいは目撃されていたとしてもおかしくは無いだろう。
でもそれぐらいは多めに見てくれていたのかもしれない。
大体中学生にもなればデートの最中にキスの一つや二つぐらいは、その当時でも当たり前と思われていたのではないだろうか。
いずれにしても、俺たちが、だれもが羨むほど愛し合っているのを一番良く知っているのは俺たちの両親だった。
俺たちが仲直りしたときも、俺たちの両親達は喜んでくれて、俺の両親は、早速次の土曜日に愛美ちゃんを招待してくれてケーキまで買ってきて祝ってくれた。

401 281 sage New! 04/08/21 00:00 ID:eN6F9hgC
さて、せっかく仲直りしたから、ちょとエッチな話題に移ると、最初は、仲直りしたもの、やはり2年間のブランクは大きく愛美ちゃんが初めて家に泊まりに来る前の2、3日は会ってもキスをする位だった。
やはり、俺としては、彼女の体のあまりの変化に圧倒されていたという感じだろうか。
お互いに子供だった以前と何か勝手が違っていた。
その頃までに、さんざんエロ本等で、大人の体に興奮する事を覚えていたから、彼女の裸を想像するだけで、非常に興奮した。

愛美ちゃんが泊まりに来たときに、母親が、

「二人ともご飯の前にお風呂に入ってきたら?」

といった。小学生の頃、何回も聞いた台詞だった。
そのとき母親が「二人とも」を「二人一緒に」と言う意味で言ったかどうかは分からない。
でも俺たちは、自然とそういう解釈をした(別に違和感はなかった。何しろ、高校生になるまで母親と一緒にお風呂に入るような家だったから)。

でも俺たちは、正直いってちょっと恥ずかしかった。

402 281 sage New! 04/08/21 00:02 ID:eN6F9hgC
俺たちは、洗面所で服を脱いだ。
彼女は、最初恥ずかしそうだった。
彼女がシャツを脱いで、俺に背を向けてブラジャーを取った。
彼女は恥ずかしいのか、俺の方を向いたときは腕組をするようにしてオッパイを隠していた。
オッパイの膨らみは両手から大きくはみ出していた。

それから、彼女は

「リョウ君、みたい?」

といたずらっ子のような顔をして言った。
俺はゴクリと唾を飲んだ。
彼女が

「ジャジャーン。」

といって手を離した瞬間、俺ははっきり言って、びっくりした。
度肝を抜かれた。
おったまげた。
鼻血が出そうになった。

目の前で揺れていたオッパイは、恐ろしく巨大だった(少なくとも俺にはそう見えた)。

404 281 sage New! 04/08/21 00:03 ID:eN6F9hgC
その頃はオッパイの大きさなど、全然興味がなかったので、何カップか聞いたこともなかったが、中学生の俺の目から見た彼女のオッパイはとにかく大きかった。
実際、男子生徒の間で、あいつオッパイでかいな、注目されるぐらいの発達ぶりではあった。
ま、それはともかく、そのとき俺のチンチンが見る見る大きくなったのは言うまでもない。

それから、二人で裸になった。
彼女は腰の周りに肉がついてお尻から太腿にかけてムッチリとして、完全に大人の女性の体型になっていた。
そして、太腿の付け根のY字になった部分は、以前見慣れた縦筋一本に変わって黒い毛で覆われていた。
俺は、それを見て、さいしょ、愛美ちゃんのように思えず、異様に興奮したのを覚えている。
まるで他人のようだった。

406 281 sage New! 04/08/21 00:12 ID:eN6F9hgC
俺の方はというと、相変わらず子供体格だった。
背は少しずつ伸びてはいるものの、声変わりして、ビューンと背の伸びたクラスメートがうらやましかった。
下も相変わらずツルツルだった。
(いや、名誉のために、一見そうだったかもしれないが、実は何本か薄い毛が出てきていたという事にしよう。)
でもオチンチンは結構成長していて、半分皮が剥けかけていた。
勃起すると完全に亀頭が露出した。
興奮してビンビンに剥けた俺のオチンチンをみて、愛美ちゃんは

「うわー、リョウ君、オチンチン大きくなったね。」

といった。
でも中学生の俺は、別に嬉しくともなんとも無かった。
その頃、大きさなんて気にした事もなかった。

一緒に入ると、なんか以前と比べて急に湯船が小さくなったように感じた。
二人が入ると、結構狭かった。
でもそんな事よりも、俺はとにかく彼女の胸の膨らみが気になってしょうがなかった。
あの夏休みに膨らみかけた彼女の胸から目が離せなかった時と同じだ。
でも今回はそれよりも数十倍強烈だった。

407 281 sage New! 04/08/21 00:13 ID:eN6F9hgC
彼女は

「なあにぃ?リョウ君、さっきから私のオッパイばっかり見てる。」

といって嬉しそうに笑っていった。

「だって、スゴイんだもん。」

と俺が言うと、

「おっぱい見たことないの?」

といった。

「お母さんのはあるよ。でもこんなに大きくないじゃん。」

と母親の垂れ乳を思い出しながら言った。
本当は2年生の頃に、他の女の子のオッパイを見たことあったのだ。
でもその事は黙っていた。
今彼女に言う必要の無いことだった。

408 281 sage New! 04/08/21 00:14 ID:eN6F9hgC
彼女はあの夏休みの時と同じように

「触ってもいいよ。」

といった。
俺は生唾をゴクリとのむと、大きなゴムまりのようなオッパイを両手で撫で回した。
俺に取っては、本当に大きかった。
手の中に納まるどころか、一つを両手で抱えても有り余った。
なんともいえない不思議な感触だった。
柔らかくて気持ちよかった。
愛美ちゃんは、気持ちよさそうな顔をして

「ハァハァ。」

と口で息をした。
俺が

「気持ちいいの?」

って聞くと、

「うん。」

といって頷いた。
俺は、さわり心地が良くて、しばらく、オッパイを触っていた。

410 281 sage New! 04/08/21 00:19 ID:eN6F9hgC
彼女は、俺の股間に手を伸ばして、俺の固くなったオチンチンを触った。
俺は堪らなくなって、彼女の腰を両手で引き寄せた。
すると、彼女は、俺の上にまたがってオチンチンを持つと、自分の入り口に当てて、ゆっくり腰を下げた。
俺のパンパンに張り詰めたオチンチンはゆっくり彼女の中に入いっていった。
彼女の口から、

「ああああ。」

という気持よさそうな声が漏れた。
本当に気持よかった。
夢のようで信じられなかった。
ほんの数日前、誰が愛美ちゃんと俺がこんな事をしていると予想しだだろうか。

誰が俺は、久しぶりだったのと、愛美ちゃんと仲直りできたことの嬉しさと、目の前に揺れる巨大な膨らみとのトリプルパンチで、アッと言う間にいきそうになった。
以前だったら、かまわずにそのままいってたんだけど、俺はその時既に精通があって、射精するようになっていたから、あわてて彼女の腰を向こうに押して中から引き抜いた。
間一髪で、俺はお湯の中に発射した。

412 281 sage New! 04/08/21 00:23 ID:eN6F9hgC
とたんに、彼女のお臍の辺りに、なんか乳白色のものがフワフワとくらげのように浮かんだ。
俺が

「ああ、出ちゃった。」

というと、愛美ちゃんは

「うわあ、えっ、何これ?」

といって嬉しそうだった。
俺は、フワフワ浮かんでいる精液を手桶ですくいながら、2年生のある日、オナニーをしてたらピュッピュッと精液が初めて出たという話をした。
彼女はものめずらしそうに

「精子が出ると気持いいの?」

とか

「精子って何回でもでるの?」

とかいろいろ聞いてきた。
その時の彼女の反応をみて、俺は彼女が俺以外の子とエッチしてないと確信した(俺は怖くて聞けなかった)。
俺たちは、避妊についても話し合った。
前みたいにやりたいままに、やりっぱなしじゃだめだとお互い自覚した。

413 281 sage New! 04/08/21 00:27 ID:eN6F9hgC
その日の夜は、生まれて初めてコンドームを使った。
俺は親が大量にコンドームを買い溜めしてあるのを知っていた。
ある日、母親に頼まれて両親の部屋の掃除機をかけていたら、靴箱のようなものが置いてあって、ふたが開いていた。
中には、1ダースいりのコンドームの箱がぎっしり。
俺はその時、自分の両親がそんな事をしているという当たり前の事実を知って唖然とした。
30分後に戻った時にはその箱は片付けられていたが、タンスの引き出しにしっかり入っているのをすぐ発見した。

愛美ちゃんが泊まった日、俺はあらかじめそのタンスの引き出しから、こっそり一箱くすねて置いた。
まだ20箱くらいあったから、どうってことはなかった。

415 281 sage New! 04/08/21 00:40 ID:eN6F9hgC
俺たちは、親に

「おやすみなさい。」

を言って、自分達の部屋に入ると、二人で、コンドームの箱を開けて、説明書を一生懸命読んだ。
楽しかった。
変な話だが、何となく大人になったような気がした。
なんか、正式にエッチをするような感じだった。いかにも、

「これからエッチな事をしまよ。」

といっているみたいで、ドキドキワクワクした。

説明書を読み終わると、俺はパジャマを下げてオチンチンをだした。
言うまでもなく、既にビンビン状態だった。
愛美ちゃんは、説明どおりに、先端の精子溜めをつまんでよじると、ゴムの輪っかを俺の亀頭に被せようとした。
愛美ちゃんは慣れていなかった上、我慢汁で、亀頭が既にヌルヌルしていたのですんなりとうまく被さってくれなかった。
俺は、嬉しくてしょうがなかったのと、愛美ちゃんの体の変化に興奮しまくっていたので、愛美ちゃんが慣れない手つきで、先っぽのところでゴチョゴチョしているうちに、堪らなくなって、ビュッビュッビュッと愛美ちゃんの手の中にいってしまった

416 281 sage New! 04/08/21 00:42 ID:eN6F9hgC
「ヒャー、やだー、ちょっとリョウくーん。」

といった愛美ちゃんは嬉しそうだった。
俺は固いままだった。
ティッシュでヌルヌルを拭いてからもう一回挑戦。
今度はうまくかぶさった。
愛美ちゃんは嬉しそうに、ゴムの上から、オチンチンにチュっとキスをした。

リビングの方から聞こえてくる両親が見ているテレビの音を意識しながら、俺たちはゆっくりキスをした。
愛美ちゃんは口をはなして、

「リョウ君、大好き。」

というと、また俺の口に吸い付いてきた。
そして、我慢が限界に来ると、愛美ちゃんはパジャマの下を脱いでパンツを下ろして、俺の上にまたがった。
そして、俺のオチンチンを持って自分のおまんこの入り口に当てると、ゆっくり中に入れた。
彼女は

「はぁーっ。」

と気持よさそうに大きな溜息をついた。

418 281 sage New! 04/08/21 00:50 ID:eN6F9hgC
彼女は俺の腰の周りに脚を回した。
それから、彼女は、気の向くままに腰を上下前後左右に動かし始めた。
俺は、彼女のパジャマを押し上げてオッパイをむき出しにした。
彼女の動きに合わせて、胸の大きな膨らみは俺の目の前で揺れた。
彼女は一心不乱に動き続けた。
そして、気持よくて喘ぎ声が出そうになるのを我慢しながら、俺に

「オッパイにキスして。」

といってきた。

俺はおっぱいを両手で抱えながら、左右かわりばんこに乳首をチュッ、チュッと吸ってあげた。
そうしたら、

「ああ、気持いい。」

といいながら、彼女は俺の頭を抱きしめて、俺の顔をオッパイにギュウッと押し付けた。
俺は彼女の腰とかお尻に手を回した。
以前の愛美ちゃんと比べ物にならないほど、肉がついて、柔らかかった。
俺はなんか気が遠くなりそうだった。
お尻を抱えて動かしながら、顔に押し付けられたオッパイを舐めていたら、彼女は

「あああ、リョウくーん。」

と押し殺したような声を出して、あそこをピクピクと痙攣させながら、いってしまった。
俺もすぐ後を追うように発射した。

421 281 sage New! 04/08/21 00:56 ID:eN6F9hgC
俺たちはしばらくその体勢のまま、絡み合っていた。
そのうち、オチンチンがしぼんで来たような気がして、あわててオチンチンを引っこ抜いて、コンドームを引っ剥がした。
彼女の愛液でグチョグチョのコンドームの先にしっかりと精液が溜まっていた。
愛美ちゃんは嬉しそうに指でつまんだりしてみていた。
俺たちは、それをしっかりティッシュに包んで、わからないようにゴミ箱に捨てた。
俺たちは幸せだった。
本当に幸せだった。
俺たちは満ち足りた気分だった。
そのあと、ちゃんとパジャマを着て、布団の中で抱き合っているうちに寝てしまった。
それがおれの人生で一番幸せな夜だったかもしれない。

614 281 sage New! 04/08/24 10:26 ID:yMo9UvaR
その頃から、愛美ちゃんと俺は、基礎体温をつけ始めた。
俺は、愛美ちゃんと二人で市の図書館に行って密かに避妊法の勉強をした。
いろんな避妊方法があることがわかったが、どれも大変そうだった。
中学生の俺たちには、病院に行かなきゃならないものは、どれも無理だった。
基礎体温法というのは自分達でもできそうだった。
理屈にかなっていた。

そこで早速、二人で、恥ずかしいのを我慢して婦人用体温計を買いにいった。
店のおじさんは、避妊用の道具を買いに来た中学生のカップルをみて胡散臭そうな顔をしながらも、何も聞かずにだまって売ってくれた。

615 281 sage New! 04/08/24 10:26 ID:yMo9UvaR
その頃、学校一の理科少年だった俺は、毎日彼女の記録をつけるのを手伝った。
彼女は生理が始まってから既に2年、彼女の周期は驚くほど安定していた。
生理一日目から毎日つけた折れ線グラフを重ねると、毎月殆ど1日2日の差で体温の上昇日が重なった。
だから危険日も簡単に予想できた。
俺たちは排卵予定日の前後数日を除いて、いつも生で中出しし放題だった。
でも妊娠しないという確信があった。
彼女は手帳に、危険日を書き込んであった。
俺たちは、下手な大人よりも、避妊に関してよく知っていたかも知れない。

616 281 sage New! 04/08/24 10:27 ID:yMo9UvaR
時々放課後とかお昼の放送の時間に愛美ちゃんと一緒に放送室によく行った。
放送室は、防音壁で囲まれていて外の音は入って来ないし中の音は外に漏れないようになっているので、中から鍵を閉めてしまえば、完全な密室だった。
今考えると、信じられない話だが、俺たちは他の生徒がいない時、放送室でエッチした。
防音室だから、思いっきり声を出しても大丈夫だった。
マイクのスイッチが入っていないのを確認したらの話だが。

617 281 sage New! 04/08/24 10:28 ID:yMo9UvaR
実はあるとき、危うく、全校に俺たちのエッチの実況中継をするところだった。
彼女は昼の放送の当番だった。
その日は彼女一人しかいなかった。
音楽をかけたり、放送したりするのだが、俺たちはマイクのスイッチが入ったままになってるのに気がつかないで、中でふざけていた。
なんかいい雰囲気になって、ちょっとエチな状況になりかかっていたとき、ドンドンドンと扉を叩く音。
鍵を開けると、放送部の女の子の一人が血相変えて

「あんた達、何やってんの、全部聞こえてるよ。」

俺たちの顔から一瞬にして血の気がさっと引いた。
みると、マイクのスイッチは確かにオンのまま。
ヤベー、あと、数分あとだったら・・・

619 281 sage New! 04/08/24 10:32 ID:yMo9UvaR
さて、その年の夏の出来事について書こう。
愛美ちゃんの家族とうちの家族といっしょに泊りがけで海水浴に行った。
浜O湖の弁O島というところだ。

中学二年生の愛美ちゃんの水着姿は、眩しかった。
ピチピチして引き締まっていた彼女の肢体は、俺の目を釘付けにした。
彼女の大きなオッパイを包むが競泳タイプのワンピースのがきつそうだった。
ハイレグカットのから伸びた足が魅力的だった。
裸の彼女を見慣れている自分でも魅了された。

俺たちは、遠浅になったところをずっと沖の方まで行ってでふざけていた。
親たちは、砂浜にすわり、まだ小学生の俺の弟と愛美ちゃんの妹は波打ち際で遊んでいた。
どこまで行っても水は俺たちの胸ぐらいの深さだった。

620 281 sage New! 04/08/24 10:36 ID:yMo9UvaR
親たちが豆粒のように見えるとこまで来ると俺たちは、キスをした。
俺の口の中に愛美ちゃんのしたがニュルーと入ってきた。
俺も負けじと愛美ちゃんの口の中に舌を入れた。海の水がついて塩辛かった。
あっという間に俺の股間はパンパンに膨らんで海水パンツの前を押し上げた。

愛美ちゃんは俺の手を取ると、自分の胸に持っていった。
俺は、彼女が水着に着替えてから、ずっとそのゴムまりのような膨らみに触りたくてしょうがなかった。
ぴっちりした水着に包まれたその膨らみは弾力性があって柔らかかった。

彼女の息遣いが荒くなるのがわかった。
俺も心臓がドキドキするのがわかった。
彼女は自分から、肩紐をはずして大きなオッパイを引っ張り出した。
俺はすかさず、生のオッパイを揉んだり撫でたりした。
相変わらず、柔らかくて気持がよかった。

621 281 sage New! 04/08/24 10:40 ID:yMo9UvaR
彼女は

「あはーん、ハァ、ハァ。」

と悩ましい声をだして喘ぎながら、俺の股間に手を伸ばしてきた。
俺のオチンチンは完全に上を向いて、カチコチになっていた。
彼女は海水パンツの中に手を入れると、俺のオチンチンを弄んだ。

俺は早く彼女の中に入れたい衝動にかられた。
でも二人とも海の中だ。
つかまるところもないし、寝転ぶわけにもいかないし、どうしようもなかった。
近くに境界線を示すブイがぷかぷかと波に揺れているだけでつかまれるようなものは何もなかった。

愛美ちゃんも我慢できなくなったようで、

「リョウ君、入れて。」

と催促してきた。
俺がどうしようかと考える間もなく彼女は俺の首に手を回して俺に飛びついてきた。
彼女は足を俺の腰の周りに回すと自分の股間を俺の固くなった棒の上にグイグイ押し付けてきた。
いわゆる、駅弁スタイルだ。
海水の中で彼女は軽かった。

622 281 sage New! 04/08/24 10:41 ID:yMo9UvaR
俺たちはまたキスをした。
彼女は、

「ねえ、早く入れて。」

とまた催促して来た。
俺は海水パンツを下ろして海水の中でオチンチンを自由にした。
それから彼女の水着のまたの部分をめくった。
水中でも、そこがヌルヌルになっているのがわかった。
俺は、オチンチンを彼女の股間に持っていくと、入り口に押し当てた。
彼女は自分から腰をずらして、オチンチンを体内に導きいれた。

「あーん。」

と気持よさそうな声を上げた。
俺たちは海の中でゆっくり揺れた。
ぬるま湯のような水が気持ちよかった。
時々波が通るたびにあがっては下がる水面にあわせて俺たちも動いた。
俺たちは幸せだった。
そうやって、密かに水面下ではめている間にも、知らない人たちが近くに泳いできたりしてたけど、俺たちは、気にしないでエッチを続けた。
絶対に見えていないと思ってもドキドキした。
そのうち、愛美ちゃんは、

「リョウくーん。」

といって俺にしがみついて、いってしまった。
彼女の下半身がギュウギュウと俺のオチンチンを締め付けてきた。
俺も我慢できなくなって彼女の体内に思いっきり放出した。

623 281 sage New! 04/08/24 10:43 ID:yMo9UvaR
俺たちのグラフによると、その日は、安全日だった。
しばらく俺たちはそのまま波と一緒に漂っていた。
俺が彼女の中から引き抜くと、例によって、白い鼻水のような精子がプカプカと浮かんだ。
俺たちは、一緒に笑った。
俺たちのすぐ横でブイが上下に揺れていた。

711 281 sage New! 04/08/25 16:16 ID:8gJM4W62
それからの数ヶ月の間、俺たちはまさに幸せの絶頂だった。
毎日が楽しかった。
俺は愛美ちゃんがいるから、生きているんだと思った。
彼女も多分同じ気持だったに違いない。

俺は、毎朝自転車で愛美ちゃんの家まで彼女を迎えにいった。
そこから、彼女と2人で手を繋いで仲良く歩いて登校した。
俺たちの中は学校でも有名だった。
でも流石に中学生ともなると、誰もからかう者はいなかった。
そしてどちらかというとみんな羨望の眼差しで俺たちを見た。
学校の近所に住む全然知らないおばさんまで俺たちの事をしっていて、たまに何かの理由で俺が1人であるいていると、

「あんた彼女はどうしだだい?」

と聞かれた。

俺たちは、学校では、昼休みには放送室にいったり、そうでない時は、体育館や、屋上に上って、そこで逢引をした。
ある時は唯々ふざけあった。
ある時は、クラスメートの悪口を言い合った。
またある時は、将来を語り合った。
そして、チャンスがあれば、エッチをした。

712 281 sage New! 04/08/25 16:17 ID:8gJM4W62
あるとき、体育館の跳び箱などの器具をしまってある場所にはいって、跳び箱と跳び箱の間に座って二人で話をしていた。
そうしたら、ガラガラと戸があいて、他の生徒が入ってきた。
俺たちは、息を潜めていたら、どうも、カップルのようで、男女の話し声が聞こえてきた。
俺たちがいるのに気がつかずに、なんかエッチな事を始めたようで、女の子のエロっぽい喘ぎ声が聞こえ始めた。

俺たちはそうなったら、出て行くわけに行かず、そのまま潜んでいたのだけど、あまりにも声がエッチで、自分達も我慢できなくなって、エッチをして始めてしまった。
そうしたら、愛美ちゃんの声が大きかったのか物音がしたのか、そのカップルが、他に人がいるのに気がついて、あわてて出て行ってしまった。

顔をみるチャンスが無かったので結局誰だったかわからずじまいだったが、少なくとも俺たちのほかにも似たような事をやってるカップルがもう一つあったということがわかった。

714 281 sage New! 04/08/25 16:21 ID:8gJM4W62
冬が近づくと、俺はいちおう受験勉強というものを始めた。
その地区は、高校受験は殆ど内申書でだいたい決まるといわれていたが、それでも、入試の点数が悪かったらいいところには入れない。
俺は、先生と親と話し合って、近所の県立の進学校と、滑り止めにちょとお離れた場所にある私立の進学校の二つを受ける事にした。

俺の勉強の邪魔をしないようにと、愛美ちゃんは、自分も勉強道具をもって遊びに来た。
それでは、勉強にならなかっただろうと思うかもしれないが、結構それでも勉強がはかどった。

県立高校は、うちから中学校に通う途中にあった。だからそこへ行けばいままでどおり毎日愛美ちゃんと通うことができた。
でも私立高校は、電車を乗り継いで1時間ぐらいかかった。
だから、県立高校に行けなければ、愛美ちゃんと会える時間が減ってしまうと思うと、俄然やる気が出てきた。

716 281 sage New! 04/08/25 16:23 ID:8gJM4W62
愛美ちゃんも応援してくれた。
俺が数学の問題を解いている間に英語の単語カードを作ってくれて単語を覚える手伝いまでしてくれた。
彼女にとっても俺が県立に入れるかどうかは大問題だった。
俺が県立にいって、次の年に彼女が入るというのが俺たちの計画だった。

冬になると、彼女は、俺が風邪を引かないようにと襟巻きを編んでくれた。
毎日毎日俺が勉強する脇で編み棒を動かしていた。
クリスマスの頃には、おそろいの赤と紺色の可愛い襟巻きができた。
俺たちはどこに行くのもそれを首に巻いていった。

718 281 sage New! 04/08/25 16:25 ID:8gJM4W62
愛美ちゃんは、本当にいい子だった。
小学生の頃は親に隠れていろいろと悪い事をしたけど、基本的に素直でいい子だった。
中学生になってから、益々いい子ぶりを発揮して、俺の母親からいつも褒められていた。

愛美ちゃんと仲直りしてから、殆ど毎日のように愛美ちゃんは俺のうちに来ていたから、殆どうちの子同然のようになっていた。
母親が晩御飯を作るのを手伝った。
食器の片付けも手伝った。
母親がいつも

「女の子は、お手伝いしてくれるからいいわね、うちも女の子がいればよかったわ。」

と口癖のように言った。

「でも、愛美ちゃんいつもお母さんの手伝いしてるからいいじゃん。」

と俺は密かに思っていた。
俺は、10時頃になると、愛美ちゃんを自転車の後ろに乗っけて送っていった。
彼女の家はすぐ近くだった。
俺たちは、名残惜しんで、寒いのにも拘らず、玄関の外で立って話した。
そして物陰でしばらく抱き合ってキスをした。
そしてお休みを言って別かれた。
気温がどんなに低くても、愛美ちゃんの襟巻きで包まれた首と、心の中だけは寒くなることは絶対無かった。

719 281 sage New! 04/08/25 16:27 ID:8gJM4W62
二学期からは、愛美ちゃんの家族が新しくて広い家に移ったので、俺はよく勉強道具を持って泊まりに行った。
ここでも俺は家族同然の扱いで、お風呂はもちろんのこと、寝るのも愛美ちゃんと一緒だった。

愛美ちゃんの部屋は2階にあった。
隣は小学校3、4年生の妹の部屋だった。
愛美ちゃんの部屋はベッドが置いてあったが、俺が行くと、お母さんが、俺達のために布団を二つ出して並べて敷いてくれた。
俺たちは、パジャマに着替えて歯を磨いて愛美ちゃんの両親に

「おやすみなさい。」

といって、部屋に入って2人きりになると、思う存分エッチをした。

その頃は以前みたいにのべつ幕なしじゃなかったから、夜になるのが楽しみだった。
俺達は基礎体温グラフを見ながら、ちゃんとコンドームを使った。
そのあたり今考えても我ながらしっかりした中学生だと思う。
確かに基礎体温法は完璧ではないかもしれないが、それで危険日以外は必ず中だししてたにも拘らず一度も妊娠しなかった。

720 281 sage New! 04/08/25 16:30 ID:8gJM4W62
俺たちがエッチしていたのは奇跡的にどちらの親にも気がつかれなかった。
直接たずねたことはないが、もし気がついていたら、いくらなんでもなにか言っただろう。
ところが、一度だけ、彼女の妹に見られたことがあった。

俺たちが部屋に入って、始めたところだった。
愛美ちゃんが俺の上に乗っかって喘いでいたら、部屋の入り口がバッとあいて、妹が

「お姉ちゃん・・」

といって入ってきた。
なにか用事があったのだろう。
彼女の親が来る時は、階段を上ってくる音が聞こえるのでさっと布団の中にはいってしまえばよかった。
それにいったん

「おやすみなさい。」

をした後は、部屋に来ることはめったに無かった。
でも、妹は隣の部屋だったから全然気がつかなかった。

愛美ちゃんは一瞬止まってから慌ててばたばたと布団の中にもぐりこんだ。
妹さんは、何も言わないで行ってしまった。
俺たちは、そのあと、おかしくなってクスクス笑ってしまった。
そして、どうせあの子には何してたかわからなかったよ、という事にした。

722 281 sage New! 04/08/25 16:33 ID:8gJM4W62
でも考えたら、俺たちが始めてエッチをしたのはそのくらいの年齢だった。
後日大人になってから愛美ちゃんの妹さんと話していて、話題がその事に及んだとき、彼女はちゃんとその時の事を覚えていた。
でもそのときは何をしているのかわからなかったそうだ。
ただ愛美ちゃんが俺の上にのっかて遊んでるとおもったそうだ。

さて、3学期にはいって、いよいよ受験が近づいた。
愛美ちゃんは色んな事をしてくれた。
俺のうちで、アップルパイを焼いてくれたこともあった。
ケーキを作って、合格ケーキといって、上に「合格」って字を書いてくれた。

でもじつは状況はあまり芳しくなかった。
学校の先生から内申点がちょっと足りなくて危ないといわれた。
入試でかなり頑張らないと難しいかもしれないといわれた。
俺はその事を愛美ちゃんに告げた。
彼女は意外と明るく、

「大丈夫だよ、リョウ君は、かしこいから。」

といっていた。

724 281 sage New! 04/08/25 16:40 ID:8gJM4W62
試験の数日前から俺たちは気を引き締めるために、禁欲生活を始めた。
愛美ちゃんは

「わかった?今日から無しだよ。」

といった。

「そんな・・・」

と俺。

「試験がうまく行ったら、私の体がご褒美だからね。」

と愛美ちゃん。

「じゃあうまくいかなかったら?」

と俺がいうと、

「もう一生エッチできないね。」

という。
俺がすねた顔をして、、

「いいよ、誰か他の子とするから。」

といったら、

「こいつー。」

といいながら俺をこちょこちょとくすぐった。

「きゃっはっはっはっ、わかった、わかった、他の子としない。」

といっても、彼女は

「許さねー。」

といってさらに、こちょこちょ。

727 281 sage New! 04/08/25 16:42 ID:8gJM4W62
俺は、

「そっちがそう出るなら、仕方ない。」

といって、ぎゅうっと彼女を抱きしめて口を口をふさぐ、彼女は反射的に俺の口に舌を差し込んで俺の舌に絡めてくる。
1、2分そうやってキスをしたあと、

「プふぁー、はぁはぁはぁ、どうだ分かったか。」

と俺がいうと、

「わかった許してあげる。」

と彼女。
こんな感じで俺たちはじゃれあった。

試験の当日、おれは愛美ちゃんはキスで見送ってくれた。
俺はあまり自信が無かったが、

「よし、がんばるぞ。」

といって出かけた。
試験は感触は悪くなかった。
でも点数が足りるかどうかはわからなかった。

728 281 sage New! 04/08/25 16:44 ID:8gJM4W62
その日の夜、彼女と一週間ぶりにエッチをした。
俺は、彼女に、あんまりよくなかったかもしれない、と正直に言ったが、彼女は、

「いいよ。よく頑張ったから、ご褒美あげる。」

といって、上を脱いでオッパイをむき出しにして俺の膝の上に座った。
そういうときの彼女はこの上なく可愛いかった。
彼女は俺の顔にオッパイを押し付けた。
俺は試験が終わった開放感から、彼女を思う存分味わった。

試験の結果が来た。
だめだった。
俺たちは結局4月からまた別れ別れにならなければならなくなった。
でもこの世の終わりではなかった。
一緒に通学できないというのと、会える時間が2、3時間減るというだけの話だった。
愛美ちゃんもその悪い知らせを、明るく受け入れた。

「いいじゃん、別に会えなくなる訳じゃないし、休みの日にはまた泊まればいいし。」

といってニッコリした。
でもこれがとんでもない間違えだった事にその時点では気づきようも無かった。

730 281 sage New! 04/08/25 16:49 ID:8gJM4W62
4月にはいって俺たちは別々の学校にいった。
週日はなんだかんだ、忙しくてあえない日さえあった。
でもその代わり休みの日はお互いの家にに泊まりにいって一日中べったりした。
だから2人は十分幸せだった。
俺たちは、会うと、学校のことやら、将来のことやらを話し続けた。
俺たちは、年取って死ぬまでの人生設計ができた。
でもそんな幸せな日々も長続きしなかった。
俺たちは運命の女神の残酷な仕打ちをまたぞろ経験する事になるのだ。

731 281 sage New! 04/08/25 16:51 ID:8gJM4W62
あれは、5月半ば過ぎのある日、俺たちは愛美ちゃんのお母さんの誕生日プレゼントを買いに行った。
このときのことは俺は一生忘れることができないだろう。

俺たちはあるデパートの食器売り場を見ていた。
いろんな形や柄の食器が所狭しと並んでいた。俺たちは、真っ白い食器がならんでいる棚なの前に立っていた、彼女は俺の腕のを両手で掴んで俺にしなだれかかるようにして、

「ねえねえ、わたしの夢聞いて。」

といった。

「いいよ、なあに?」

と俺。
彼女は

「私ね、結婚したらね、こういう真っ白な食器をそろえるの。」

とうっとりした表情でいった。
俺が

「真っ白の食器じゃ詰まんないじゃん。」

というと、

「だめ、真っ白じゃなきゃだめなの。」

といった。

733 281 sage New! 04/08/25 16:52 ID:8gJM4W62
「そうじゃないと、料理の色が綺麗にみえないでしょ。」
「そうかな。」
「うん、そいで、リョウ君においしい物作ってあげるの。」

と嬉しそうにいった。

「なに作ってくれるの。」
「うーん、リョウ君のすきなカレーと・・」
「ああ、おいしそう。」
「あと、リョウ君の好きな餃子と・・・」
「ああ、おなかすいてきちゃった。」
「あとリョウ君の好きなグラタン。」

734 281 sage New! 04/08/25 16:53 ID:8gJM4W62
「ああ、食べたいね。」

と俺がいうと、愛美ちゃんは

「うん、ねー、いいでしょう?」

といって俺の腕をさすった。
それから彼女は

「ねえ、白い食器買ってくれるでしょ?」

といって、俺の肩に頬を乗っけた。
おれは、

「うん、じゃあ結婚したらまず最初に白い食器を買おう。」

といった。
彼女は嬉しそうにニッコリ笑うと、

「リョウ君大好き。」

といって、彼女は俺のほっぺたにキスをした。
俺はこんな、ささやかな事を「夢」といって嬉しそうに話す愛美ちゃんが、愛おしいくて仕方なかった。
同時にこの上なく幸せな気持になった。

このときの彼女の笑顔は俺の脳裏に今でもしっかり焼き付いている。
これが俺が覚えている愛美ちゃんの最後の笑顔だった。

この次の日、彼女は大型トラックにはねられて、帰らぬ人になった。
1人で下校の途中だった。

736 281 sage New! 04/08/25 16:55 ID:8gJM4W62
その日、学校から帰ると、俺の母親が険しい顔をして、玄関で待ち構えていた。

「愛美ちゃんが大変なことになっちゃったの。」

おれは彼女の言うことが最初わからなかった。
それから、2人で病院まで駆けつけた。
案内された病室のベッドによこたわる愛美ちゃんには既に息がなかった。
彼女の傍らで彼女の母親が泣きじゃくっていた。
反対側には彼女の父親がうなだれていた。
横には彼女の妹がぼーとして立っていた。

愛美ちゃんは、多少むくんだような顔をしていたが、すやすやと寝ているようにみえた。
俺は最初わけが分からず、

「愛美ちゃん。」

と呼んだ。
彼女は何も言わなかった。
触ると皮膚がひんやりと冷たかった。
今にも目を開けて

「リョウ君、おはよう。」

って言ってキスをしてきそうに見えた。
俺はもう一回

「愛美ちゃん。」

と呼びかけた。
でも彼女は目を開けなかった。

738 281 sage New! 04/08/25 16:58 ID:8gJM4W62
俺には信じられなかった。
つい昨日まで

「リョウ君においしい物つくってあげるの。」

って嬉しそうにいった愛美ちゃんが冷たくなって息をしていないという現実を受け入れることができなかった。
俺は、でも、それが変えようの無い現実なのだと言う事に気がついたとたん、俺の両目から滝のように涙がこぼれ落ちた。

俺は大声を上げて泣いた。

「愛美ちゃん、なんで?なんで?なんでなの?」

とやりどころの無い気持を、声に出して泣いた。
冷たい愛美ちゃんの亡骸の上に覆いかぶさるようにして泣いた。
泣いたからといって愛美ちゃんが帰ってくるわけではなかったけど、どうしようもなかった。
俺は

「愛美ちゃん、僕と結婚するって言ったじゃん。」

といって泣きじゃくった。

「白い食器、買ってあげるってって言ったじゃん。」

といって泣きじゃくった。
俺は

「愛美ちゃん、俺とおじいさんとおばあさんになるまで一緒だって言ったじゃん。」

と言ってさらに泣きじゃくった。

739 281 sage New! 04/08/25 16:58 ID:8gJM4W62
「どうして?、どうしてだよう?なんで死んじゃうんだよう。」

俺は泣いて泣いて泣きつかれて涙腺が乾ききるまで泣いた。
その間、愛美ちゃんのお母さんと自分の母親が俺を交互に抱きしめてくれていた。

俺が、県立高校に受かっていれば、愛美ちゃんは多分死んでいなかっただろう。
俺たちはいつも回り道をして大通りを避けて歩いていた。
ところが、彼女が轢かれた場所は最短距離の大通りを渡る道だった。
俺が県立高校に受かっていたら、あんな危ない場所は彼女は歩いていなかっただろう。
そう思うと悔やんでも悔やみきれなかった。

741 281 sage New! 04/08/25 16:59 ID:8gJM4W62
お葬式が終わった後、俺は、彼女の襟巻きを形見にもらった。
彼女が自分で編んだ俺とお揃いのやつだ。俺はそれと、愛美ちゃんがくれた自分の襟巻きを、机の上に並べて置いた。
それを見ていると、俺の頭の中に、おそろいの襟巻きをして歩いている自分と愛美ちゃんの姿が目に浮かんだ。
俺はふと思いついたように2本の襟巻きを結んでみた。
おそろいの襟巻きをした愛美ちゃんは嬉しそうに笑った。
俺は結んだままの襟巻きを畳んで引き出しにしまった。こうしておいたら、俺たちは永遠に繋がったまでいられるような気がした。

今でも時々彼女を思い出して寂しくなると、その結んだままの襟巻きを取り出して頬にあてて見る。
そうすると、彼女の元気な声が聞こえてくるような気がする。
おれは1人、彼女に向かって話しかけてみる。

「いいよ、真っ白な食器を買ってあげるよ。」

って。
愛美ちゃんが嬉しそうに微笑みかえしてきた。

Home > 友達 > 愛美 2

サイト内萌え体験検索
オススメサイト

山下一啓

Return to page top